CeramicSteelの大手メーカーが、パートナーのWhitemarkおよびTeach for Indiaとともにインド全土でアンケート調査を実施し、使用されるライティングボードの品質が与える生徒の学習への影響を測定しました。
ムンバイ、2016年3月:インドにおけるこの教育格差をなくすため、世界最大規模のCeramicSteel製造業者である Polyvisionは、教室に不可欠な高品質の教育ツールを、それを最も必要としている教室に提供すべく、インドでイニシアチブを開始しました。Polyvisionは、Teach for IndiaとPolyvisionのインド国内販売代理店であるWhitemark Limitedと提携して、ムンバイ、デリー、プネ、バンガロール、ハイデラバード、チェンナイ、アーメダバードの7つの都市にある設備が不足している教室に数百枚の高品質なe3 CeramicSteelホワイトボードと黒板を寄贈しました。この寄付活動は、Teach for Indiaと共に年間を通じて継続していく予定です。
教育と学習能力へのプラスの効果を測定するため、Polyvisionは教師を対象に設置後のアンケート調査を開始しました。このアンケート調査により、教師が授業を容易に行えるようになったかを判断することができ、さらに、教師と生徒がそれまで対処しなければならなかった主なストレスポイントがいくつか浮き彫りになりました。
このような新しい筆記面は、教師による生徒とのコミュニケーションを改善できるだけでなく、子供たちが共に学ぶのにも役立ちます。ムンバイで教鞭を取るPatelさんは次のように述べています。「授業において、先生の話と板書された言葉や画像を結びつけて考えさせることは、生徒がトピックを理解し、語彙を増やすのに非常に重要です。小学生の授業では視覚学習が特に大切です。」ホワイトボードや黒板に情報やアイデアを書くことで、重要な情報を覚えておく必要がなくなり、また、情報を表示しておくことでグループで知識を共有することができます。「先生が書くことで、生徒は内容をゆっくりと理解したり、文章の始め方と終わり方を学んだり、テストでどう回答するかを考えたりすることができます。」とプネーのAditya先生は言います。
ホワイトボードを使用すると、考えを書き留めたり、相互関係を絵で表したり、お互いのアイデアを生かしたりすることで、簡単に共同作業を行うことができます。多くの教師は、以前使用していた筆記面では、文字をはっきりと書いたりきれいに消したりするといった基本的な問題に苦労していたと報告しています。このことは、彼らに不必要なストレスを与えていただけでなく、授業時間も無駄にしていました。プネーのDhwaniは次のように述べています。「幼い生徒たちは、絵を描いたり言葉の意味を書いたりといった視覚的な手段を用いることで語彙を簡単に増やすことができます。そのため、とても速く消したり書いたりして、生徒たちのエネルギーレベルに合わせることができます。」
ワシントン大学の研究によると、人が考えをまとめる際には、手と脳の間に特別な関係があることが実証されました。指の動きは、思考、言語、作業記憶に関係する脳の領域を活性化させるのです。教師らが古いライティングボードを使うのに苦労していた間は、クラスを進めることがほとんどできず、子供たちはライティングボードを使ったグループでの学習セッションを行えませんでした。しかし、新しい e3 CeramicSteelボードの設置後は一変したとムンバイのDivyaは言います。「教室で白く輝く新品のボードを見て、子供たちはとても喜んでいました。ボード上で問題を解くよう生徒に指示すると、皆われ先にとボードに走ってきます。動画も安心して見せることができ、以前よりずっときれいに見えます。」
インドの報告書によると、小学校の退学率は40%であり、学校に行けない子供が4%いるという憂慮すべき現状です。また、教育の質の低さが大きな障害となっており、その結果、インドの子どものうち大学へ進学できるのはわずか10%であるとも報告されています。調査によって明らかになった数字は、このイニシアチブが、インドのこれからの世代に、より良い未来を描く機会を提供するという目標に向けた第一歩となります。